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MOTEGI SUPERSPEEDWAY a la carte データで見るもてぎスーパースピードウエイ!2007


・もてぎで最も走っているドライバー&日本人ドライバーは?
もてぎのイベントは1998年の初開催から10年間で、76人ものドライバーがエントリーした。その中の最多出場はトニー・カナーン。1998年のルーキー・イヤーからもてぎの全レースに出場している。続いて、エリオ・カストロネベスとダリオ・フランキッティが9回で続く。カストロネベスはマールボロ・チーム・ペンスキーがIRLに移籍した2002年に出場しておらず、フランキッティはバイク事故の怪我で療養していた2003年に出場していない。

 最多周回数は出場回数に比例しており、トップはトニー・カナーンの1886周で、出場したレースの96.7%を周回。この10年のマイレージは約4700キロメートルとなり、アメリカ大陸を横断してもおつりが出るほどの距離を走破している。2位はエリオ・カストロネベスの1638周、3位はダリオ・フランキッティの1539周と、カナーンに次ぐ9回の出場記録を持つ二人がそれぞれ2位と3位に入った。出場回数と周回数でトップをゆくカナーンは、2007年に念願のもてぎ制覇を成し遂げ、名実ともにナンバー1の称号を手に入れている。
 一方、日本人の最多出場は、中野信治、高木虎之介と松浦孝亮の3人が4回で並んでいる。これまで3回の出場経験があるロジャー安川は、今年のもてぎに参戦予定であることから、この3人に並ぶことが確実だ。安川と今年からインディカーにフル参戦する武藤英紀が、今後どこまで記録を伸ばすかが楽しみなところ。一方、周回数のトップは中野の785周で、出場したレースの実に97.7%を周回している。2位は高木の647周。3位の松浦は昨年のレースで完走を果たせば中野の記録を上回ることができたが、0周リタイアに終わり、598周に留まった。


・予選順位の良さは決勝につながる?

  決勝のグリッドを決める予選。4ラップの平均スピードで上位グリッドを獲得することは、決勝レースで最良の結果を得るためのセオリーと言われている。しかし、アメリカ特有のオーバル・コースでは、上位陣の接近戦が演じられ、ロード・コースに比べるとポール・ポジションの優位性は薄らいでしまう。また、フルコース・コーションのタイミングやピット戦略の駆け引きによって、時には下位グリッドから奇跡的ともいえる大逆転が起こることがあり、予選順位の良さは必ずしも成績に結びつかないこともある。
 では、ツインリンクもてぎのレースではどうなのか。過去10回行われたイベントでポール・ポジションからスタートして優勝するレースが、2002年のブルーノ・ジュンケイラ、2004年のダン・ウェルドン、そして2006年のエリオ・カストロネベスと3回あった。ポール・ポジションの優勝率は30%になる。過去10年間に同じシリーズで行われたオーバルのレースは合計98戦あり、そのうちポールシッターが優勝したレースは23戦。その優勝率が23.5%だということを考えると、30%という数字が多い部類に入るといえるだろう。セオリーどおり、もてぎではポール・ポジションを獲得することが重要となる。
 ポール・ポジション以外からスタートした優勝者を時系列に並べると、2位、4位、8位、6位、7位、5位、3位と9位以下からスタートして優勝したものはいない。最も後方でも2000年、マイケル・アンドレッティの8位なのだ。意外にも大逆転優勝というレースは一度もなく、上位グリッドが優勝する条件で、過去の結果からみれば4列目までに入るのが重要といえる。また、ポール・ポジションを獲得して優勝を逃したドライバーも、2003年のスコット・ディクソンを除き、トップ10に食い込んでいるため、もてぎのレースは予選順位が決勝の成績につながるといえるだろう。

 ここ数年の傾向として、偶数年にポール・ウイナーが優勝し、奇数年はそれ以外のグリッドから優勝者が出ている。このジンクスが続くとすれば、今年のインディ・ジャパンはポール・ポジションを獲得したドライバーが優勝するかもしれない。

年   ポール・ウィナー    決勝順位  レース・ウィナー        予選順位
2007 エリオ・カストロネベス  7        トニー・カナーン     3
2006 エリオ・カストロネベス  1        エリオ・カストロネベス     PP
2005 サム・ホーニッシュJr . 7        ダン・ウェルドン              5
2004 ダン・ウェルドン      1        ダン・ウェルドン              PP
2003 スコット・ディクソン    15       スコット・シャープ           7
2002 ブルーノ・ジュンケイラ  1        ブルーノ・ジュンケイラ     PP
2001 エリオ・カストロネベス   2        ケニー・ブラック             6
2000 ファン・モントーヤ     7            マイケル・アンドレッティ    8
1999 ジル・ド・フェラン      2           アドリアン・フェルナンデス 4
1998 ジミー・バッサー      7           アドリアン・フェルナンデス 2

  
・もてぎ優勝者の年間ランキングは?
もてぎの優勝者がシリーズ・チャンピオンを獲得したのは2005年の覇者、ダン・ウエルドンの1例しかないことからも、もてぎのレースでシーズンを占うことは難しい。これはもてぎのレースがシーズンの序盤に位置しているためだろう。しかし、シーズンの序盤であるからこそ、もてぎで優勝して早くからシーズンの波に乗れることも確かで、ウイナーは常にランキングの上位に位置している。このことからも、もてぎの覇者はシーズンも盛り上げてくれるドライバーであることは間違いない。


・各年のチャンピオンは、もてぎで何位だった?
  ではシリーズ・チャンピオンがその年もてぎで何位だったのか。CARTが行われていた最初の5年、シリーズ・チャンピオンとなるドライバーのほとんどが下位に沈み、最も良いフィニッシュでも2000年のジル・ド・フェランの9位が最高だ。コース・バリーションが豊富なCARTシリーズ場合、開催地に占めるオーバル・コースの比率が5割を割り込んでいた。
 特に、1998年のザナルディと2002年のダ・マッタは、偶然にもタイトル獲得年にシーズン7勝をあげているのだが、その内6勝がロードコースであり、ロードの強さが圧倒的に目立つ。オーバルでの強さがタイトル獲得には直接結びつかないといえる。
  対して、シリーズがIRLへ移行した2003年以降はこの傾向が変わった。IRLはオーバル・コースが主体のレースであり、もてぎがスケジュールに加わった2003年と翌年の2004年は、シリーズ全戦がオーバルで争われていたからだろう。2005年からスケジュールにロード・コースが加わったものの、オーバルに対するその比率は圧倒的に少なく、オーバルでの弱さはドライバーのいわばアキレス腱だ。そのため、IRLとなってからはシリーズ・チャンピオンがもてぎの上位につけているのがわかる。そのため、IRLとなってからはシリーズ・チャンピオンがもてぎの上位につけているのがわかる。2005年にはもてぎで優勝したダン・ウエルドンがそのままチャンピオンになった。2007年から新たにミド-オハイオのロードコースと、デトロイトのストリート・コースが追加されたが、依然としてオーバル・コースでの開催数は多いため、この傾向はまだしばらく続くだろう。

もてぎ優勝者のシリーズ・ランキング
2007:トニー・カナーン →3位
2006:エリオ・カストロネベス →2位
2005:ダン・ウェルドン→チャンピオン
2004:ダン・ウェルドン→2位
2003:スコット・シャープ→8位
2002:ブルーノ・ジュンケイラ→2位
2001:ケニー・ブラック→2位
2000:マイケル・アンドレッティ→8位
1999:エイドリアン・フェルナンデス→6位
1998:エイドリアン・フェルナンデス→4位

 



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