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2007/10/21  10:10 pm

チャンプ・カー・ワールド・シリーズ 第13戦 サーファーズ・パラダイス[決勝日]フォト&レポート


<US-RACING>


予選トップ3がアクシデントやトラブルによって大きく後退する波乱のレースとなった17年目のサーファーズ・パラダイス。前人未到の4年連続チャンピオンに王手をかけていたセバスチャン・ブルデイが、逆転で通算30勝目を上げ、歴史に残る偉業を達成した。実はブルデイ、珍しく今日のウォームアップまで一度もトップ・タイムを出していなかった。しかも予選初日には、昨年と同じターン1でクラッシュを喫し、あきらかにリズムに乗れていなかった。しかし決勝日は彼本来の目の覚めるようなスピードを取り戻し、上位陣の後退にも助けられ、20周目にトップへ躍り出る。そこからブルデイは4年連続タイトルを自らで手繰り寄せるように、毎周最速タイムを塗り替えてリードを拡大。追いすがるウイルソンを振り切り、見事トップでチェッカー・フラッグを受けた。「普通では考えられないような一日だったよ。この成功はマクドナルド・チームの素晴しい人たちによるものなんだ。彼らとの関係は2003年に始まった。この結果のすべてが彼らの素晴しさを物語っている。彼らはほんとうによくやってくれたよ。最終コーナーを立ち上がったとき、すべての感情がわいてきた。ほんとうに楽しい5年間だった。決して忘れることなんて出来ないよ」と感激するブルデイ。サーファーズ・パラダイスは4年連続チャンピオン誕生という歴史的な場となっただけでなく、17年目にして初めてこのイベントを2度制したドライバーが生まれた。



僅かながらタイトル獲得の望みをつないでいたジャスティン・ウイルソンは、ブルデイとのマッチ・レースに敗れ、2位でフィニッシュした。初日のプラクティスではトップ・タイムを連発しながら、予選アタックのタイミングを逸し、5番手に沈んだウイルソン。上位陣が崩れたあと訪れたブルデイとの直接対決では、コース上でオーバーテイクする意地を見せるが、最終ピット・ストップのタイミングが早かった事で、再びブルデイにリードを許してしまう。何とか追いすがろうにも、一度勢いに乗ったブルデイを止めるすべはなく、そのまま2位でレースを終えることになった。「スタートから幾つかトラブルを抱えていたんだ。クラッチだと思うね。あとはすべてがよかったけど、スタートでは少しホイール・スピンしすぎていた。1速から2速にシフト・アップする際にはニュートラルに入り、何人かのドライバーに抜かれたよ。これにはとてもいらいらしたね。マシンの感触は悪くなかったから、オリオールをかわすことができたけど、そのあとはセバスチャンの後ろを走るだけだったね」とレースを振り返るウイルソン。終盤に来てようやくトップ・クラスの速さを取り戻しただけに、シーズン序盤のつまずきがあまりにも痛かった。



3位に入ったブルーノ・ジュンケイラはドタバタの一日を過ごした。決勝前のウォームアップ・セッションで幸先よく3番手のタイムを記録したジュンケイラは、なんとセッション終了後にエンジンからのオイル漏れが発覚。チームは大慌てでのエンジン交換を強いられ、レース・スタートぎりぎりにマシンが仕上がった。なんとかレースに間に合ったジュンケイラだったが、今度はまさかのエンジンストールで7番手から一気に最後尾まで後退する。しかし、ここからがベテラン・ドライバーの真骨頂。限りなく燃料をセーブすることでピット・ストップを遅らせ、どんどん順位を上げていく。37周目には4番手までポジション・アップし、前を走るポール・トレイシーをじりじりと追い詰めた。そして最終ラップ、プレッシャーをかけ続けていた成果が出たのか、トレイシーは燃料が尽きてしまいピットイン。悪夢のエンジン交換から立ち直り、3位表彰台を手に入れた。「今日はいろいろなことがあった一日だったね。ウォーム・アップでの感触がよかったから、かなり自信があったんだけど、オイル漏れが見つかってしまった。スタートではストールしてしまったが、誰も僕に追突しなかったのが幸運だったよ。セーフティ・チームが僕を再スタートさせてくれたときに、トップとはもう57秒近くの差があったので、とにかく燃料をセーブしようと思った。チームもピット・ストップや戦略ですばらしい仕事をしてくれていた。今日に限らず、マシンは今週末ずっと良かったし、すごく速かったんだ。十分楽しめたよ」と大喜びのジュンケイラ。記念すべき100レース目を、34回目のポディウムで締めくくった。



ポール・ポジションを獲得した地元ヒーローのウィル・パワーは、レース・リーダーから一転、2年連続リタイアに終わった。スタートからトップを快走していたパワーに悲劇が起こったのは、最初のコーションでピット・インした10周目のこと。作業自体は問題なく終わったが、ピット・ボックスからスタートを切った瞬間、なんとピット・インしてきたフォーサイスのデイビッド・マルチネスと激しく接触し、マシンの右サスペンション・アームが曲がってしまうほどの大きなダメージを受けてしまう。地元観衆の大きな声援を背に、手負いのマシンを何とかコースに戻したパワー。果敢に追い上げて順位を挽回していくものの、19周目に今度はキャサリン・レッグと接触する。レッグのマシンに乗り上げたパワーは、そのままタイヤバリアに突き刺さり、2年目の地元レースが幕を閉じた。「とても残念な一日だったね。去年とまったく同じだよ。勝てるマシンがありながら、単なる不運でレースが終わったんだ。今日観にきてくれたファンのみんなには申し訳ないことをしてしまったね。次のメキシコでもう1勝したいよ」と残念がるパワー。大切な地元レースを落としてしまった悔しさを、シーズン最終戦で晴らす。



17年目のレースも快晴のもとで行われたサーファーズ・パラダイス。気温は28度まで上昇し、絶好のレース日和となった。チャンプ・カーのスケジュールで北米圏以外唯一となるこの市街地レースは、通常のレース・ウィークとは異なり、4日間でイベントが行われる(チャンプ・カーの走行は3日間)。メインレースであるチャンプ・カーを筆頭に、オーストラリアとニュージーランドで絶大な人気を誇るV8スーパーカーズや、ドリフト・コンペティションなどのコース内のイベントはもちろんのこと、コース外にも様々なイベントが目白押し。イベント期間中の今週末は天候に恵まれたこともあって、4日間で31万3000人がこの市街地サーキットに足を運ぶ盛況ぶりだった。ただオーストラリア人ファンにとって残念だったのは、地元期待のウィル・パワーがレース早々にリタイアしてしまったことだろう。



このサーファーズ・パラダイスはレース・セレモニーでもユニークかつ度派手なパフォーマンスが行われる。特にオーストラリア空軍によるF-111のアクロバット飛行は圧巻。戦闘機が爆音とともにバック・ファイアーを出しながら高層マンションの間ぎりぎりを飛行していく姿は、いくらプロのパイロットによる模範飛行とはいえ、見ているこっちまでドキドキしてしまう。スタート前の一番エキサイティングな瞬間だ。



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