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2008/06/16  4:30 pm

ディクソンを止めるのは誰か!?テキサスで占う勢力図


 スコット・ディクソンがポール・トゥ・ウインで今季4勝目を飾ったテキサス。ランキングでは2位のカストロネベスに35点もの大差をつけ、独走状態になりつつありますが、一方でライバル勢がチップ・ガナッシ勢に肉薄してきたことを感じさせたレースであり、シーズン中盤戦に向けて楽しみな展開になってきました。



 テキサスでも“順当”に優勝を収めたディクソン。今季これまでの3勝とは違い、決して他を圧倒する走りではなかったものの、抑えるところを抑え、出て行くときは出て行くという、見た目以上に余裕を持ったレース運びだったのではないでしょうか。最後もマルコ・アンドレッティ、ペンスキーの2台らの追撃を難なくかわし、今シーズン最多の4勝目。ポイント・ランキングでは2位のエリオ・カストロネベスを35点差に突き放し、2003年以来2度目のシリーズ王者獲得に向け、まさに万全の状態と言えますね。ディクソンの強さは、ドライバーもさることながら、チーム状態が非常に良いということが一番の要因ではないでしょうか。今シーズンのチップ・ガナッシはマシンの絶対スピードという点では、開幕からペンスキーとAGRより一歩上を行っている状態で、たとえそのレースに勝てなくても、コース上最速のマシンはチップ・ガナッシ勢という状態が続いていました。同僚ダン・ウェルドンこそ、テキサスのプラクティス中に大クラッシュを喫し、右足を痛めてしまうなどイマイチ流れに乗れていないですが、それでもクルマのスピードは非常に素晴らしいものがあります。怪我の具合が心配されるとはいえ、ディクソンの最大のライバルにあることは間違いありません。果たして、チップ・ガナッシ勢がこのままシリーズを席巻していくのでしょうか? でも、テキサスのレースを見て、決してそうはならないような気がしてきたのです。



 優勝こそディクソンに持っていかれてしまったものの、レース全体を見ていると、ペンスキー勢がかなり復調してきたことがわかりました。前戦ミルウォーキーでライアン・ブリスコーが優勝しているのですからそんなことを言うのも変ですが、ことハイスピードオーバルに限れば、ホームステッド、もてぎ、カンサス、そしてインディともチップ・ガナッシの2台に完全にスピードで遅れを取っていて、「どうした、ペンスキー?」と思っていたものですから、テキサスのレースではそんな疑問を払拭する走りを見せてくれましたね。カストロネベス、ブリスコーとも各自のミスで一時は周回遅れにされてしまうほど苦しい展開になったものの、終わってみれば2−3位フィニッシュ。レース後、カストロネベスが「勝てたレースだっただけに残念だよ」と珍しく悔しそうな顔をしていたのが非常に印象的でした。ランキングこそ2位につけているものの、ここまでイマイチ元気がなかったカストロネベスでしたが、このレースを見る限りかなり復調してきているようですね。レース中に何かしらのミスを喫するのは、まあカストロネベスらしいといえばそうですけど、マシンにスピードが戻ってきたことで、走りに自信が漲っているようでした。同僚ブリスコーも終盤に素晴らしいスピードを見せ3位でチェッカー。今まで決して得意とはいえなかったハイスピードオーバルで上位フィニッシュをできたことは今後の自信にもなるでしょう。ペンスキー勢の復調は、シリーズ全体を大いに盛り上げてくれるでしょうから、今後の活躍が楽しみです。



 一方、このレースでは予選から苦しんだAGR勢ですが、マルコが中盤から終盤にかけてトップに立つなど、クルマのポテンシャルでは決してチップ・ガナッシ勢に引けをとらないはずです。ただ、テキサスではチームのイニシャル・セットアップを担当するチームリーダーのトニー・カナーンがクルマのバランスが取れず大苦戦し、それがチーム全体に大きく影響してしまっていたようです。テキサスの初日後、武藤英紀が「トニーがセットアップで苦しんでいるようなので、そうなるとかなり厳しくなりそうですね」と言っていた通り、カナーンへの負担が多い状況は開幕戦からあまり変化がないように見られました。この辺を改善していくことが、今後ライバル勢と戦っていく上でカギになってきそうです。一方で、この“ビッグ3”以外からもトップ争いを展開できるチームがテキサスで出てきたのはシリーズ全体にとっては朗報なのではないでしょうか。なかでも素晴らしかったのがライアン・ハンター-レイ。スタートからディクソンとほぼ同じペースで走行し、最後までトップ争いを展開していたスピードは圧巻でしたね。最後はマルコと接触し残念な結果に終わりましたが、今後を戦う上でもライバル勢に「ビッグ3だけじゃないぞ!」という強烈なシグナルを送れたのではなでしょうか。ここテキサスは、昨年もスコット・シャープが誰もが驚くポールポジションを獲得するなどレイホール-レターマンにとっては得意なコースだったこともあるのでしょうが、今年から1カー体制となり、それが逆にいい方向に行っているようですね。また、同じく1カー体制で復調してきたのがパンサー・レーシング。ピットストップのタイミングを外してギャンブルに出た結果、終盤にトップを快走したビィトール・メイラの走りを見て、ハイスピードオーバルではさすがのパフォーマンスを見せるなと改めて実感させられました。コースによってまだセッティングにムラが出てきていますが、ハイスピードオーバルでは徐々に戦闘力が安定してきたような印象です。今後、さらにビッグ3を脅かして、特にメイラには念願の初優勝をぜひ飾ってほしいですね。



 他にもビジョン・レーシングの2台、チャンプカー組のKVレーシング、そして毎戦驚きの走りを見せ、テキサスでも序盤最後尾スタートから一気にトップ10までポジションアップするパフォーマンスだったEJビソなど、着々と戦闘力をつけてきているチームも多く、今後さらなる飛躍に期待したいですね。まさに群雄割拠ともいえる状態になってきた新生インディカーシリーズ。ディクソンの独走は、そう簡単にはいかなそうです。



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