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2009/02/16  9:31 am

デイトナ500の波乱を予感させる前哨戦バドワイザー・シュートアウト


 NASCARスプリントカップ開幕戦デイトナ500ウイークがいよいよ開幕し、NASCARの2009年シーズンが幕を開けました。まずは、決勝の1週間前に行われた「バドワイザー・シュートアウト」についてレポートしていきます。

 今年のNASCARは、開幕前から景気の悪い話だらけで、「参戦断念」、「スポンサー不足」、「チーム合併」などという文字がメディアに躍っていました。米国発の金融恐慌がNASCARに直撃しているのですが、実際にパドックを見ると、その話がより現実味を増していました。とにかくスポンサーなしのチームが多く目立ちましたし、それと今までNASCARのレギュラースポンサーだった会社が不景気から撤退しているところも多く、開幕戦といえども寂しい印象は拭えませんでした。とはいっても、そこはアメリカ・ナンバー1モータースポーツ。デイトナ500のエントリーには56台が集まり、改めてこのイベントが持つ偉大さを感じましたね。参戦台数の問題などがほんとうに厳しくなるのは第2戦以降でしょうが……。





 そんな状況の中開幕したスプリントカップですが、まずは毎年恒例のエキシビションレース、通称「バドシュート」が行われ、シーズンの幕が開きました。「バドシュート」は、規定された参加資格を持つドライバーのみで争われるエキシビションレース。一昨年までは、バドワイザーがポールアワードの冠スポンサーだったため、前年のポールポジション獲得者に参加資格が与えられていたのですが、昨年からライバルメーカーのクワーズライトに冠スポンサーが変わったことで、今年のレースから規定の変更を余儀なくされたのです。その結果、今年はメーカーごとに前年のポイント上位各6人のドライバーが出場できることになり、各メーカーに1人づつ“ワイルドカード”が与えられ、最大7人×4メーカー=28人が出場資格を得ることになりました。今までのバドシュートですと、大体20〜23人くらいが相場だったので、過去最大のドライバー数で行われることなったわけです。メーカー別というのは、なかなか面白い目の付け所でしたね。特にデイトナは、スピードを抑制するためのリストリクタープレートレースですから、コース上で一緒にドラフティングを行う“仲間”の存在が大きく影響してきます。チームメイト同士というのが最も一般的ではありますが、昨年のトヨタ勢台頭により、メーカー間の争いがよりクローズアップされてきたため、同じメーカーのドライバー同士がタッグを組む傾向が、今年はさらに加速すると予想されます。バドワイザーが考えたこの参戦規定は、時代に沿った素晴らしいアイデアだと、僕は思いましたね。





 今年のレースは、25周と50周という2つのセグメントに分かれ、計75周で争われました。このニューフォーマットのレースを制したのは、ケビン・ハービック。彼はレース中、特にトップに立つなど目立った走りは見せていなかったのですが、最終ラップにトップを快走していたフォードのジェイミー・マクマーリーを見事にかわし、バドシュート初優勝を果たしました。残り2周からのリスタートで、マクマーリーとジミー・ジョンソン&ジェフ・ゴードンの強力ヘンドリックコンビとのトップ4争いを制しての優勝には、大きな価値があると思います。昨年はランキング4位を獲得し、今年に賭ける意気込みは相当高いハービックですが、まずはその出だしで健在振りをアピールしました。2007年以来2度目のデイトナ500制覇も十分見据えているでしょうし、今年はシーズン序盤からタイトル争いに絡んでくるかもしれませんね。
 ハービックの優勝でも証明されましたが、今年のシボレーのエンジンはすごくパワフルで、リストリクタープレートに限ってはライバル勢の一歩上を行っているように見えましたね。ダッジが非力そうなのは相変わらずですし、フォードはリストリクタープレートではここ数年エンジンのパフォーマンスがイマイチですので、トヨタとの比較に焦点を当ててみていたのですが、シボレーの方がパワーでやや上回っているかなというのが印象でしたね。実際、優勝したハービックも「エンジンはほんとうにパワフルだった」と語っていましたし、バドシュートに出場したヘンドリックの3人とも、エンジンのパワーを絶賛していましたね。昨年のデイトナ500では、トヨタ・エンジンのパワーに大いに驚かされましたが、今年は王者シボレーが意地を見せているといったところでしょうかね。





 2位にはマクマーリーがきました。フォードにとっても、この結果はかなり勇気付けられるでしょうし、本番のデイトナ500でシボレー&トヨタ勢に十分対抗できることを証明できたと思います。特にマクマーリーにとっては、今年はドライバー人生がかかる正念場。所属するラウシュ・フェンウェイ・レーシングがドライバー5人をエントリーできるのは今年までで、自動的に誰かひとりが脱落してしまうことになっているのです。その“最有力候補”といわれているのがマクマーリー。3年前に鳴り物入りで名門ラウシュに加入したものの、思ったようなパフォーマンスが残せず、「チェイス」出場はゼロ。今年結果を残さないと、チームを去ることはマクマーリー自身がよく分かっているでしょうから、バドシュートでの走りはいいパフォーマンスになったと思います。本番でも、この26号車に注目したいですね。
 3位には、今年から自らのチームを立ち上げ、シボレーに戻ったご存知トニー・スチュワート。新チームといっても、既存のハース・レーシングを買い取っての参戦ですし、しかもヘンドリックと技術提携を結び、エンジンなどはヘンドリック・チューンを使用するなど、戦闘力は十分。スチュワートの走りも健在で、序盤からトップ争いを展開し、健在振りを大いに見せてくれました。実質的な優勝争いは来年以降かなぁと思っていましたが、そこはさすがスチュワート。きっちり準備してきたのはさすがですね。悲願のデイトナ500制覇に向けて、こちらも大暴れしてくれそうです。

 一方で、今年のバドシュートはクラッシュが続出し、同一ラップでの完走は半分以下の13台だけという、大荒れのレースでした。見ているファンからすればクラッシュ=エキサイティングですから大喜びだったと思いますが、本番のレースに向けてちょっと心配ですね。今年はドライバーの移籍やチーム合併などが多く、新体制で臨むエントラントが多いことも一因しているのかと思います。今年のデイトナ500は、大荒れになる可能性大だなぁと思ったバドシュートでした。



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