アメリカン･ル･マン･シリーズ　開幕戦　セブリング12時間レース【決勝】フォト･レポート

＜US-RACING＞



アウディとプジョーの一騎打ちになった第57回セブリング12時間。アウディR15の2号車に乗るディンド･カペッロ、アラン･マクニッシュ、トム･クリステンセンのベテラントリオが優勝しました。





セブリングが公式戦デビューとなったR15。パフォーマンスと信頼性は従来のR10同様で、デビュー･ウインの快挙を達成です。





残り3時間の悲劇。08号車プジョーはタイヤのパンクでトップから陥落し、念願の優勝はまたしてもお預けとなりました。ル･マン24時間では今度こそリベンジなるか！？





07号車のプジョーは今年からレギュレーションで義務付けられているエアコンのトラブルに見舞われ、総合5位でフィニッシュ。





表彰台の一幕。トロフィーを高々と掲げるアウディ勢に対して、プジョーの3人は悔しさをにじませて立っているだけでした。ほんとうに悔しそう





LMP2クラスはフェルナンデス･レーシングがダイソン･マツダを退けてクラス優勝を果たしました。アキュラにとっては2年ぶりのクラス優勝です。





GT1クラスはシボレー･コルベットが優勝。今シーズン、コルベットはGT2クラスに転向するためセブリングでGT1を走行するのは今年が最後になります。





ポルシェとフェラーリによるGT2クラスの白熱のバトルは、フェラーリがワンツー･フィニッシュでポルシェを抑えこみました。





現地時間午前10時30分にレースがスタート。ポール･ポジションのアキュラはスピードがのびず、1コーナーでアウディの先行を許してしまいます。





LMP1クラスのアキュラは、デビュー戦ポールの快挙から一転して苦しい戦いを強いられました。アウディとプジョーのペースについていけず、最後はサスペンション･トラブルで戦線離脱。





ハイクロフト･レーシングは善戦したものの、残り1時間のところでドライブ･トレインに問題を抱えてリタイア。アキュラのLMP1デビュー･レースはほろ苦い結果になってしましましたね。





2台体制でLMP2アキュラに挑んだダイソン･レーシングのローラ･マツダ。見ごたえのある好バトルを演じましたが、信頼性に泣いて2台ともリタイアに終わります。





美しいフロリダの夕暮れ。今週末は天候に恵まれ絶好のレース日和でした。夕闇を駆け抜けるレーシングカーも格好いいですね。





耐久レースの名手、トム･クリステンセン。これまでにル･マン24時間で8回の総合優勝を飾り、セブリングの総合優勝は今回で6回目になります。スゴイ！





各クラスのウイナーにスイスの時計会社アルピナから腕時計が贈呈されました。ちなみにデイトナ24時間ではロレックスがもらえるんですよ。





コース脇に自分で仮設スタンドを建設してしまうのが、セブリングの観戦スタイル。さすがアメリカ、スケールが違います。





こちらは自宅の庭先のようにスペースを広げていました。屋根には巨大なスポンジ･ボブが乗っていて、コースを走っているドライバーからも見えそうですね。