


Back home again in Indiana
さぁ、まもなく第100回インディ500がスタートします。
毎年インディ500のレース直前に流れる“Back home again in Indiana”。この曲とともにスピードウエイの興奮は最高潮に達し、大歓声とともにエンジンが始動されます!
歌を聞きながら、ぜひ歌詞の内容を楽しんでください!
Back home again in Indiana,
また故郷のインディアナに 戻ってきた
And it seems that I can see
ゆらゆらとしたろうそくの光が
The gleaming candlelight, still shining bright,
プラタナスの木々を通して
Through the sycamores for me.
今もきらめいているように見える
The new-mown hay sends all its fragrance
いつも歩き回っていた草原から
From the fields I used to roam.
刈り取られたばかりの干し草がいい匂いを放っている
When I dream about the moonlight on the Wabash,
ウォバッシュ川に映る 月の光を夢見る時
Then I long for my Indiana home.
故郷インディアナに 戻りたくなるんだ
composed by Ballard MacDonald and James Hanley in 1917
1917年に作曲された、インディアナ州で最も有名と言われるこの曲。ジャズのスタンダードとしても良く知られているこのメロディーが初めてインディ500で演奏されたのは、1919年に地元インディアナのドライバーであるハウディ・ウイルコックスが優勝に向けて最後の数周を走ろうとしていた時、コース脇にいたブラスバンドによって演奏されたと言われています。
決勝レース前の朝に初めて歌われたのは、1946年。ニューヨーク・メトロポリタン・オペラ・カンパニーのジェイムズ・メルトンが、レース開始45分前に自分が代表を務めていたアンティーク・オートモービル・クラブ・オブ・アメリカのパレードが行われた際、地元のパーデュ大学バンドの演奏に合わせて歌いました。
この時に大好評を博したことから、翌年は招待されて歌うようになり、1948年よりエンジン始動の直前の歌として正式に採用されることに。メルトン以外にも6人以上の有名人が歌っていましたが、中でも良く知られているのは1972年から2014まで、ほぼ毎年歌ってきたジム・ネイバースです。
Ladies and gentlemen, start your engines!
