IndyCar Portland Grand Prix Photo Gallery／ポートランドGPフォトギャラリー

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●勝利の女神はこっちにも微笑んでくれました！
　
2007年以来の開催となったポートランドで通算3勝目、ロードコース初優勝を遂げた佐藤琢磨選手。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングで初めての勝利になりました。
　
このコースでは1994年から撮影していたのですが、久しぶりなのでとても新鮮でした。コースを1周して色々と思いだしながら撮影。背景の緑を活かしてスピード感溢れる写真を心がけました。
　
標高が高く、空気が澄んでいるのでエギゾーストの排気の陽炎が背景をメラメラと変化させます。今回は雲にも助けられ、迫力ある空になりました。空と森がきれいに流れてくれると、気持ちいいですね！
　
2台体制となったチームの初優勝でもあったので、レース中のクルーをできるだけ撮り、勝利までの緊張感を伝えられればと思いました。全員にとって、ほんとうに記念すべき勝利になったと思います。
　
ゴールが近づくにつれてハンターレイが迫ってきたので、チェッカーの瞬間にハンターレイを背後に入れて撮るよう狙ってました。30号車が大きくラインを変えて焦りましたが、0.6秒差がしっかりと記録できたので、一安心して表彰台までダッシュです。
　
表彰式は強烈な日差しが帽子のひさしで陰を作り、おまけにバックが白だったので、かなり厳しい撮影でした。目の周りの表情を出すためにストロボを使ったものの、遠すぎて光が届かず、ぎりぎりまで近くへ移動しました。
　
するとシャンパンを振り撒きながら琢磨選手がこっちへ来て、目の前で飲み始めたのを撮っていたら、そこへブルデイも来てシャンパンを思いっきり振り始めたんですね。逃げずに前へ出て撮影したのでベタベタになりましたが、シャンパンの飛沫がいい感じで撮れました！
　
決して狙ったわけではなく、ほんとうに偶然です。勝利の女神はこっちにも微笑んでくれて、ロードコース初優勝に相応しい写真になったと思います。ほんと、ラッキーでした！
　
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