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2006/08/15  5:37 am

インディ・カー・シリーズ第12戦ケンタッキー[決勝日]フォト&レポート


<US-RACING>

予選2位からスタートしたホーニッシュJr.が、今シーズン4勝目を飾り、ポイントランキングでトップに再浮上した。最初のピットストップ直後に出たイエローコーションのため、一時は10番手まで後退してしまうが、その後すばらしい追い上げを見せ96周目にはトップに躍り出た。レース後半はウエルドンとのトップ争いとなるが、ウエルドンがピットストップで後退したため、2位となったディクソンに0.5866秒差を広げてトップでフィニッシュした。チームメイトのカストロネベスと同じ今シーズン最多の4勝を記録したホーニッシュJr.は、前戦優勝したカストロネベスに7ポイントの差を広げてランキングトップに。チーム・ペンスキーの2台によるランキング争いは残り2戦を残して過熱してきた。次戦インフィニオンのロード・コースで、ホーニッシュJr.がロード・コースを得意とするカストロネベスにどれだけ食い下がることができるかがチャンピオン獲得のカギになるだろう。ちなみに手に持っているのは、出身地のオハイオ州の州旗。


2日目も快晴となったケンタッキー・スピードウエイ。ファイナルプラクティスが行われた午前10時30分の時点で気温は26度とまだ過ごしやすい感じだったが、レースがスタートするころになると30度まで上昇。昨日と同じ気温だったが、湿度は若干高く感じられ蒸し暑い一日となった。昨年に比べると観客数が減ったような気がした今年のケンタッキーでのレース。ケンタッキー・スピードウエイが地元から近いサラ・フィッシャーといった注目ドライバーがエントリーしたが、観客の動員数にはそれほど関係はなかったような気がする。インディアポリス・モーター・スピードウエイから一番近いコースなのだが・・・・。


今回のレースも序盤からチーム・ペンスキー、ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシングの4台によるトップ争いになった。ピットインのタイミングでペンスキーの2台は後退するもホーニッシュJr.は中盤にトップ争いに復活。その後、アンドレッティ・グリーンのカナーン、ハータが絡んでくるも結局は、ペンスキーとターゲットの4台がトップ4を独占した。2位でフィニッシュしたディクソンはポイント争いで4位となり、トップのホーニッシュJr.との差は33ポイントと、その差は少し広がっている。3位でフィニッシュしたカストロネベスは7ポイント差だけに、チャンピオン獲得の可能性は十分あるだろう。次戦はワトキンスグレン・ウイナーのディクソン、そしてセント・ピーターズ・バーグ・ウイナーのカストロネベスと2人にとって得意としているロード・コースのレースとなる。この1戦でホーニッシュJr.にどれだけ近づくか、または差をつけるかが、チャンピオン争いで重要となるだろう。


1回目のピットストップ後、トップに躍り出たのはウエルドンだった。その後はチームメイトのディクソンとレースをリードし、終盤には追い上げてきたホーニッシュJr.と一騎打ちになった。しかし、185周目にホーニッシュJr.と同時に入った最後のピットストップで、ウエルドンはミスを犯してしまう。ほんの少しピットから離れてマシンを停めてしまい、給油ポンプがマシンに届かなかったのだ。マシンを移動するのに手間取ったウエルドンは、後退をよく余儀なくされた。コースに戻ると一旦は周回遅れとなるものの、翌周には同一周回に復活。その後、怒涛の追い上げをみせるとなんとか4位でフィニッシュすることに成功した。ウエルドンはこのフィニッシュでランキング3位をキープし、トップのホーニッシュJr.と24ポイント差に。残り2戦でディフェンディング・チャンピオンがトップに浮上することができるか?


パトリックが予選11位、フィッシャーが予選12位となり、女性ドライバーが並んでスタートすることになったケンタッキーでのレース。2人のスタートポジションはそれほど変わらなかったが、レースでははっきりとその差は開いていった。同一周回の8位でフィニッシュしたパトリックに対し、約2年振りのレースとなったフィッシャーは完走を果たすも、周回遅れとなる12位でフィニッシュした。ある意味、久しぶりのレースで無事完走し、しかも予選順位と変わらないポジションでレースを終えたことは十分な結果だったのでは。今後、また走行するかは分らないが、スポット参戦する可能性があるかもしれない。


レース序盤、トップグループ4台から少し離れた次のグループで走行していた松浦。最初のピットストップをペンスキーと同じ周回に入ると、タイミングが悪くその後イエローコーションが発生し、リスタート時はペンスキー2台の後方となる12番手まで後退してしまった。その後、追い上げに期待がかかったが、レースも中盤を過ぎた119周目、ターン4でクラッシュを喫してしまった。「前方の集団が6台くらいの不揃いな集団で、ちょっとやだなぁと、思っていたんですね。ちょっとラインをアウトに取りすぎたのか分らないんですけどマシンがスタックしてしまい、スピンをしてしまいました」と、レースを振り返る松浦。身体の方は足を痛めたらしいが、大事には至らなかったようだ。次戦のインフィニオンで、上位入賞に期待したい。


午後12時30分からスタートしたインディ・プロ・シリーズ。予選を走行することができず、最後尾からのスタートとなった鹿島は、レースでは確実に走行を続け、13位でフィニッシュした。練習走行不足もあり同一周回でのフィニッシュはできなかったが、16台中13位でレースを終えたことと、完走を果たしたことは、自身にとっても満足な結果だったのでは。「チーム的には完走といいながらトップ10を目標にしていたんですけどね。マシンはチームが懸命になって直してくれたんですけど、修復後に走行もしていないし、プラクティスもしていない状況なので、レース中にクラッシュというのも十分に考えられたんですよ。とにかく完走できてよかったですね。抜かれるときにトップは結構混戦だと思ったんですが、そのグループに入れる車が今回よく分ったので、次のレースはトップ争いに絡めるようがんばりたいです」と、レース後に話した鹿島。最終戦シカゴランドでのレースで、上位入賞に期待しよう。



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